こんにちは!のーちです!
ここ何年かでAIや自動化が注目されるようになりました。
- AIが発達して人間の仕事がなくなるって本当?!
- 自動化したら人はいらないの?
- 工場の自動化ってどこまで進んでる?
- AI化、自動化の実際の事例が知りたい!
- AIや自動化が今後どうなるか
こういった疑問を抱いている方もいると思います。
今回はAIや自動化の現状と今後について紹介します!
AIや自動化で私たちの仕事がどのように変わっていくか考えてみましょう!
AIとは?自動化とは?
AIとは
”Artificial Intelligence” の略。
日本語では「人工知能」という訳が一般的です。
言語理解、推論、問題解決などを人に代わってコンピュータが行うことなどを指しますが、技術定義は曖昧で、分野や研究者によっても範囲が変わります。
例えば「SiriはAIだ」と言う人もいますし、「入力に対して応答しているただのプログラムだ」という人もいます。
自動化とは
これまで人が行っていた作業や仕事をロボットや機械にさせることです。
主に製造業の生産ラインなどで用いられます。
一般的に、「全て手作業」から「完全自動化」までを4~5段階に分けることがあります。
レベル0:すべて人による手作業
レベル1:人の作業の補助に機械装置を用いる
レベル2:材料の投入と製品の取り出しのみ人が行う
レベル3:完全自動化
AIの進化、機械の自動化が進むと人間の仕事はなくなるの?
結論から言うとなくなりません!!あとで詳しく説明しますが、AIやロボットに仕事が奪われることはありません。
2013年にオックスフォード大学のオズボーン教授らが「あと20年で47%の仕事が機械に代わられる」という内容の論文を発表し話題になりました。
そのなかで次のような仕事がなくなる可能性が高いと言われていました。
- 銀行の融資担当
- スポーツの審判
- レジ係
- ホテルの受付
- データ入力作業者
など
マイケル・A・オズボーンら著『The Future of Employment: How Susceptible are jobs to computerization?』より一部抜粋
それから7年経ち、どれだけの仕事が機械やコンピュータに変わられて無くなったでしょうか。
例えばレジ係の仕事について考えると・・・
セルフレジはあるけどレジ係が1人もいないのは見たことがないです。
コロナの給付金で話題になったデータ入力作業を考えると・・・
お役所では100%人が入力しているようです。紙のデータはもちろん、ネットで申請されたものも、わざわざ紙に印刷してから手入力しているとか。
このように100%AI、自動化されている仕事は2020年現在ほぼありません。
理由は多々ありますが、大きな要因は2つです。
1つは、これまで人が行ってきた仕事が、簡単に機械に置き換えられるほど単純ではないこと。
2つ目は、AIや自動化は生産性や効率を向上させるためのツールであり、人間から仕事を奪うために開発されている訳ではないからです。
AI、自動化で仕事が無くなるのは悪いこと?

AIやロボットが発達し、仕事が無くなるのは悪いことではありません。
なぜなら辛くて面倒で短調なことは機械がやってくれるからです!
先ほど、いくつかAIに代わられる仕事を挙げましたが、そもそもこれらの仕事を皆さんはやりたいと思いますか?
レジ係
立ちっぱなし、喋りっぱなし、自由にトイレもいけない、複雑な操作を覚えないといけない。
だけど給料は安くて、待たされてるお客さんは機嫌悪いし…
データ入力
紙に書いてある文字をひたすらパソコンに打ち込むだけ。
ずっとモニターとにらめっこして、間違いがないか何度も確認して、それでもやっぱり入力ミスしてしまう。それを何万件も繰り返す。
こんな仕事、機械やコンピュータがやってくれるなら、むしろ大歓迎です。
AIや機械は大量のデータを扱ったり、同じ動作を繰り返したりするのが得意です。
逆に人間はこれらの仕事が苦手です。
人間の苦手なことを機械やコンピュータにやってもらおう!
とAIや自動化の技術が日々研究されているのです。
「AIや機械が得意なこと」と「人にしかできなこと」の住み分けが大切なのです。
仕事が無くなるという表現は、経済学者からすれば多くの雇用が奪われると考るのかもしれませんね。
しかし、ヒューマンエラーが重大な欠陥や生産性の低下に繋がる製造業では、自動化・AI化することで効率や品質向上が期待されます。
AIや機械が人の代わりに仕事をするメリットはとても大きいのです。
辛くて苦しい仕事は機械がやってくれる社会がすぐそこまで来ているかもしれません!
実際にどれだけAI化、自動化が進んでいるのか
先に書いたように、実はまだそれほど進んでいません。
その理由はいくつかありますが、人間が行っている仕事はそれほど高度なのです。
例えば自動車工場では、溶接や塗装はロボットが行い、部品の組付けや検査を人が行うようなラインが少なくありません。
検査を自動化できない理由には速度と精度があります。
自動車の生産ラインでは、決められた時間で製品を流さないといけません。なので一つの工程で遅れが生じると、そのあと全ての工程が遅れてしまいます。
この要求速度を満たせない検査装置では、自動化したところで、かえって効率が悪くなるのです。
精度面では傷のチェックの事例があります。
自動車に限らず、あらゆる製品で外観検査があると思いますが、人間の目には見える傷がカメラを通すと見えないことはよくあります。
光の加減やカメラの性能、画像識別のソフト面の問題など原因は様々ですが、不良品を検出できない検査装置は全く意味を成しません。
このようにまだまだ技術的課題は多く、導入コストもかかることから、AIの導入や自動化がなかなか進んでいないのが現状です。
AI化、自動化が今後どのように発展するのか
AIや自動化は今後ますます発展していくと予想されます。
そして多くの企業や研究機関が、その開発に力を入れています。
なぜならAIや自動化は生産性や品質の向上だけでなく、労働力不足の答えにもなるからです。
多くの産業で自動化が進めば、人はより様々な職種で、より自由な働き方ができるようになるでしょう。
AIや自動化のトピックの一つに自動運転があります。
近い将来に、AIが周囲の状況を判断して運転してくれる車が当たり前になるかもしれません!
AIや自動化の技術が仕事だけでなく、人間の生活になくてははならないモノになるでしょう。
一方でAI化に否定的な意見もあります。確かに将来仕事がなくなるって聞くと怖いですね。
それに芸術の分野などでは、人間にしかできないこともあるのは事実です。
でも面倒なことは機械がやってくれるって考えると良くないですか?
AIや自動化の技術が今後どのように発展していくか楽しみですね!